弟・千尋役の俳優・中沢元紀さん やなせたかしさんゆかりの地「香美市」で”あんぱんトーク”
2025年6月16日(月) PM7時18分
アンパンマンの生みの親やなせたかし夫妻をモデルにした朝ドラに出演中の俳優がやなせさんゆかりの地・香美市でトークショーを行いました。
愛媛から:Qきょうのお目当ては?
「千尋君です。会いたいなと思って来ました。(千尋君の)穏やかで落ち着きがあるところが誠実なところが好きです」
香美市から:
「昔の戦争についてどんなふうに思っているか戦争を知らない時代ですから。今あちこちで戦争があるでしょう?そんなことについてもどんなふうに思ってるか(聞いてみたい)」
「千尋く~ん」
香美市が企画したトークショーに招かれたのは朝ドラで主人公の弟、柳井千尋を演じる俳優の中沢元紀さん(25)とドラマで土佐弁の指導をしている土佐市出身の俳優・西村雄正さんです。
およそ600人の来場者を前に撮影の裏話を披露しました。土佐弁に苦労したという中沢さん。特に大変だったのは2人の会話。
西村さん:「あれあれ」
中沢さん:「なんだ?あ!なんな!なんな」
西村:「そう、なんな」
中沢さん:「兄貴とのケンカのシーン。取っ組み合いのシーンで『なんな、はっきり言うてみいや』」
西村さんが録音した土佐弁のセリフを耳になじむまで聞いて撮影現場に向かっていたそうです。
また、司会者からともに軍人となった兄と弟が思いをぶつけ合うシーンが印象的だったと
問いかけられ…
柳井千尋を演じる俳優・中沢元紀さん:
「千尋が今まで胸に秘めていた思いっていうのを、覚悟を持って兄貴に全てぶつけるシーンなんで、そういう意味でも千尋にとってもすごい大事なシーンだし、兄貴にとってもすごい大事なシーンだと思うんで」
当初、セリフは全て土佐弁の予定でしたが感情を込める部分にのみ使用する形に変更。感情のスイッチを入れる上で土佐弁が効果的だったと話していました。