マダニ感染症「日本紅斑熱」高知で今年初確認 死亡率10%~30%「SFTS」昨年全国最多に、対策は?
2026年4月9日(木) PM7時33分 <PM8時06分 更新>
マダニにかまれると発症する「日本紅斑熱」の患者が高知県内で2026年初の確認となりました。急増の理由や対策について専門家に聞きました。
「日本紅斑熱」は野外に生息するマダニにかまれることで発症する感染症の一つで、発熱や頭痛などを引き起こし、重症化すると死亡することもあります。
県によりますと4月3日、県内の医療機関から安芸福祉保健所管内に住む80代女性が「日本紅斑熱」に感染したという届け出がありました。県内で「日本紅斑熱」の患者が確認されたのは2026年で初めてです。
ダニは体長1ミリから10ミリの大型のダニで、屋内に生息するダニはこの感染症とは関係ありません。全国でもマダニ被害が増える中、感染症に詳しい医師は。
昭和医科大学・二木芳人 名誉教授:
「温暖化で暖かくなったために、マダニの活動期間が以前よりも長くなってきた。(マダニは)野生動物が持っているわけですが、こういったものが増えたり人との接触、人との距離が近くなったということで、人にマダニを感染させる機会が増えたことが理由」
マダニによる感染症の中でさらに注意が必要なのが「SFTS」=「重症熱性血小板減少症候群」です。SFTSは発熱や嘔吐などの症状を引き起こし、死亡率はさきほどの「日本紅斑熱」よりも高く、30%に上ると言われています。
「国立健康危機管理研究機構」によりますと、2025年の1年間に全国で報告されたSFTS患者は191人で過去最多に。そのうち県内の患者数は15人と全国で最も多くなりました。マダニが活動的になる今からの時期は特に注意が必要です。
昭和医科大学・二木芳人 名誉教授:
「比較的背の高い草が生えているところや林の中、下草が生えているようなところ、そういう所にダニやマダニが待機している可能性が高い」
どのように対策すれば良いのでしょうか?
昭和医科大学・二木芳人 名誉教授:
「草むらや林の中に入っていくときは長袖、長ズボン、ズボンを覆うような靴下のようなもので皮膚の露出を防ぐことが大事。マダニに効く虫よけ剤を塗って(草むらに)入ることが重要」
マダニにかまれたあと、一週間以内に熱が出たり、発疹が出たり、体調不良があれば早期に病院を受診してください。










