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News- 高知のニュース

「アンパンマン」やなせたかしさんとの思い出”愛弟子”が語る「怒った顔をみたことがない」

アンパンマンの作者・やなせたかしさんの愛弟子が、24日、高知市夏季大学に登壇しました。ノンフィクション作家の梯(かけはし)久美子さんです。

小学生の頃、やなせたかしさんの作品「やさしいライオン」に出合い感銘を受けたという梯さん。大学時代には、やなせさんが編集長を務める雑誌「詩とメルヘン」に詩を投稿し、20代から7年ほど編集者としてやなせさんのもとで働きました。

梯久美子さんはやなせさんとの思い出をこう語ります。
「まず仕事が早い。黙って自分の仕事をなさって、締め切りよりも1週間ぐらい早くあがってくるんですね。そうすると私たちもその分早く仕事をしなければいけないので大変だったんですけれども。人を絶対待たせない方でした」

雑誌を離れた後も交流を続けてきた梯さんは、2015年にやなせさんの伝記を出版しました。

「とにかく優しくて穏やかで、怒った顔を一度も見たことがない。まだすごく若くて駆け出しで先生のもとで編集者をやったわけですけど、叱られたことは一度もないです。あんなに有名になっても偉そうなところが一切無かった。(やなせさんは)いばってる感じとかが嫌いだったと思う。元々の性格が優しいのと、美学があったのかもしれない」

2025年春には、やなせさんと「はちきん」の妻・暢さんをモデルにしたドラマが始まります。

「やなせ先生って、すっごく明るくて元気な女の人が好きなんですよ、華やかな感じの。だから、奥様は控え目な方なのになと思ってたんですけど、若い時のエピソードを聞くと、暢さんの方がやなせ先生の何倍も元気な感じの方だったみたい。(やなせ先生にとって)太陽みたいな存在じゃないですかね。こういう人と一緒にいたら明るくなれるんじゃないかなと思ったんじゃないでしょうかね」

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