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News- 高知のニュース

園児の閉じ込め事案も 熱中症・車内は15分で“危険レベル”、スマホは破裂の危険【高知】

9日の県内は、最高気温が四万十市江川崎で34.8℃、四万十市中村で34.3℃、高知市でも33.9℃と暑い1日となりました。

熱中症警戒アラートも3日連続で発表されています。

中川 哲記者:
「こんな日に車を開けると…熱っ!」

炎天下の車内は強烈な熱気でくらくらしそうになります。7月7日高知市では、母親が子どもに鍵を預けて車を離れた際に園児が中から鍵をかけてしまい、約15分の間閉じ込められ、消防に救助されました。

これからますます暑くなる夏本番を前に、炎天下の車内の危険性と安全対策についてロードサービスのJAFを取材しました。

JAFによりますと、県内では、2024年7月からの3カ月間で7月7日の事案のように、子どもやペットが車内に取り残されたケースが13件ありました。

JAFは車内温度の検証テストを実施しました。外の気温35℃、車内の温度25℃からスタート。車内はわずか5分で35.4℃と10℃上昇し、1時間後の13時にはおよそ47℃に達しています。さらに、最も熱くなるダッシュボードは、1時間20分で74℃にも達しました。

次に、熱中症になるリスクを表す数値を見てみると、エアコンを止めてからわずか15分で、人体にとって危険なレベルとなることが分かります。

JAF高知支部・森 勇人広報担当:
「夏場は車内の温度が急激に上昇します。特に、乳幼児なんかは体温調節機能が未発達のため、特に注意をすることが必要となっています。少しの時間であったとしても、一緒に降りていただいて行動していただけたらと思います」

JAFでは、熱くなるダッシュボード付近に携帯電話などのリチウム電池を使っているものや、スプレー缶などを置くと、破裂する危険があるため注意を呼びかけています。

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