夏休み明けの子ども「おなかが痛い」は心のSOS 注意すべきサインを専門家が解説【高知】
2026年8月31日(月) PM7時40分
夏休みが終わり学校生活が再開するこの時期、子どもの心の変化に特に注意が必要です。長期休み明けの前後は全国的に子どもの自殺が増える傾向があります。
厚生労働省のデータによりますと全国の小中高生の自殺者は年々増加していて、去年は538人と1980年の統計開始以来過去最多になりました。月別でみると特に夏休み明け前後の9月に多くなっています。
県内でも不登校などの悩みが出やすいというこの時期。小さな変化を見逃さないよう周囲の大人にできることを専門家に取材しました。
高知市にある「高知県心の教育センター」の松岡英樹所長に話を聞きました。こちらでは年間延べ2000件の相談を受けています。生活がガラッと変わることからストレスを抱えやすくなる夏休み明け。子どもたちのどんな変化に注意すべきでしょうか。
高知県心の教育センター・松岡英樹 所長:
「体調不良を訴える。おなかが痛いとか頭が痛い、それからご飯を食べられなくなったとかあまり話さなくなったとかというところも信号になる」
Qこの時期子どもからどんな悩みを聞く
松岡英樹 所長:
「『学校に行きたくない』というようなことを言ってくる子がいるかなと思います」
また、学校に行きたい気持ちはあるものの体がついていかない子も多いといいます。松岡さんは、どのように声をかけ話を聞くかが重要だと話します。
松岡英樹 所長:
「何かをしながら聞くとかではなくて、話しても大丈夫だなというような表情で聞いてもらうとお子さんは安心して話してくれるかなと思います」
これまでは小学生の悩みの多くは保護者からの相談でしたが、最近は本人から直接相談がくることも多いそうです。
松岡英樹 所長:
「自分だけじゃないんだと思って気楽に電話していただければいいかなと思います」
高知地方法務局でも相談窓口の受付時間を延長するなど対応を強化しています。「こどもの人権110番」は学校や家庭内でのトラブルなどに悩む子どもや親のための無料相談窓口です。
9月3日(木)までを「強化週間」とし、受付時間を普段より2時間程度延長しています。期間中は午前8時30分から午後7時まで受け付けています。電話番号は0120-007-110です。
三木優花アナウンサー:
「電話で相談することに抵抗があるという方もLINEで相談することができます。このようにQRコードをかざしてトーク画面から相談を開始することができます」
法務局のホームページからもアカウントを追加できます。近年はSNSでのトラブルに関する相談も増えているといいます。
高知地方法務局人権擁護課・滝川正二 課長:
「学校が始まるこの時期は気持ちが沈んだりとか誰かに話したいというようなことがあると思いますので、そのような時には法務局に電話していただけたらなと思います」
もし今、つらい気持ちや不安な気持ちを抱えている人がいましたら一人で悩まないでください。少し話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなるかもしれません。身近な人や相談窓口で相談してみてください。
【こどもの人権110番】
電話番号:0120-007-110
【高知県心の教育センター】
電話番号:088-821-9909










