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News- 高知のニュース

高知市が不登校生徒向けに新たな選択肢 授業時間削減などで多様な学びの場提供

高知市は不登校の子どもたちに多様な学びの場を提供するため、2026年4月から新たな選択肢を増やします。

高知市の桑名市長は9月に開会する9月市議会の議案について説明しました。

補正予算案は一般会計の総額で1億9400万円。
そのうち845万円が不登校の生徒が通う新たな学校の整備などにあてられます。

桑名龍吾・高知市長:
「高知市の中学生の不登校の出現率は全国を上回る。こういったことに早期に対応するために『学びの多様化学校』を設置する。多様な居場所をつくることが今我々に求められてる」

高知市内では2024年度、約510人の中学生が不登校の状態でした。

「学びの多様化学校」は不登校の実態に配慮した教育を行う国の事業で、県内で初めて設置されます。名称は”高知市立潮江中学校「分教室」”で、潮江市民図書館の4階に設置。

本来1000時間以上ある授業を770時間に削減して、朝や放課後に余裕を持たせるほか、生徒一人一人の興味・関心に合わせた学びを行います。対象は30日以上欠席している高知市内の中学生で募集は15人程。設置について議会の承認が得られれば11月中旬から説明会を開催する予定です。

高知市の9月議会は9月9日に開会します。