龍馬の盟友・武市半平太の“輝いた時代” 没後160年企画展 坂本龍馬記念館
2025年9月2日(火) PM7時25分
坂本龍馬の盟友・武市半平太。彼の短い人生の中で最も輝いた時間にスポットを当てた企画展が開催されています。
武市半平太。幕末の土佐を代表する偉人の一人です。
坂本龍馬の友人としても有名ですが投獄され、悲運な最期を遂げました。
今年は半平太が亡くなって160年。
坂本龍馬記念館では、半平太の人生が最も輝いた京都での政治活動にスポットを当てた企画展が行われています。
京都での半平太の仕事は、今でいう「外交官」でした。「尊王攘夷」思想を持つ半平太は他藩の藩士や京都の有力な公家たちと積極的に交流を図ります。
展示のひとつに半平太が皇族から拝領した小物入れが。当時、位の低い武士であったにもかかわらず半平太が、いかに信頼され愛される人物であったかを示しています。
そのほか、遠く故郷に残る土佐勤王党の仲間や愛する妻へあてた手紙も展示されています。「書は人を表す」の言葉の通り、妻・富にあてた手紙には柔らかなひらがなを交え文面にも優しさがにじみ出ています。
坂本龍馬記念館 学芸員・安岡達仁さん:
「武市半平太といいますと、切腹だとか獄中で描いた自画像が有名で、どっちかというと陰の部分、暗い部分が知られていると思うんですが、今回の展示は陽の部分、半平太が切腹の前の段階で夢を追いかけて活躍した時期があるんだと。そうしたところをご紹介したくて展示を企画しました」
企画展は9月15日まで開催しています。