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News- 高知のニュース

『酢ミカンの王様』ブシュカン、収穫を前に“目慣らし会”開催【高知・四万十市】

「酢ミカンの王様」と言われるブシュカン。果汁や皮を、料理や飲み物に使うだけでなく、製薬会社やフレグランス業界からも需要があるいま注目のかんきつです。四万十市でブシュカンの収穫を前に生産者組合で「どんな果実が出荷できるかを説明する」“目慣らし会”が行われました。

搾汁工場の工場長:
「こんな黄色い熟れた玉、風味が飛んでしまってますんで、これはなるべく省いてください」

収穫の9割を占める搾汁用の果実について、組合の役員が「直径4センチ以下のものやキズなどが全体の5割を占めるものは出荷できない」などと説明し、22人の生産者は実物を見て確認していました。

組合長説明:
「一個、一個取らない、この辺からバチっ取ってこんな感じで」

その後は収穫の仕方を学ぶ講習会を初めて実施。搾汁しやすいよう、枝を短くカットすることなどをアドバイスしていました。

四万十ぶしゅかん生産者組合・伊与田真哉 組合長:
「組合員全員で70人いるが自分たちの栽培方法とかどういう売り方だからこう作ってとか、こういうものを出荷してとか統一するために(この会は)毎年必要だと思ってます。いま結構需要があるんで需要に応えられるぐらいな出荷量があれば」

生産者組合で2024年、搾汁した果汁は22トンと少なく2025年は40トンの収穫を目指しています。四万十市のブシュカンの収穫は30日まで行われます。