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News- 高知のニュース

“にげる”意識を缶詰に 南海トラフ地震に備え高知県産カツオのドライカレー発売

川辺世里奈アナウンサー:
「皆さんは災害への備えしていますか?ホームセンターには様々な防災グッズが販売されています。新しく登場したのが防災缶詰です。パッケージには『にげる』の文字。どんな缶詰なんでしょうか」

高知県内のフタガミホームセンターで先週、販売が始まった「にげる防災缶詰」。フタガミと、南海トラフ地震で国内最大・34メートルの津波が想定されている黒潮町の「黒潮町缶詰製作所」が共同で開発しました。

中身は県産の玄米とカツオを使ったドライカレーで、アレルギー特定原材料の28品目は使っていません。賞味期限は常温で製造日から最長3年です。

川辺アナ:
「防災食のイメージが変わります。米はふっくらしていてカレーはスパイスがきいていて常温でもおいしく食べられます。ごろっとしたカツオが入っていて食べごたえもあります。非常時の食事だけでなく普段からおいしく食べられそう」

パッケージに書かれた「にげる」の文字には、南海トラフ地震が発生した際に率先して津波から逃げる意識を持ってほしいという思いが込められています。

県が2024年度行った意識調査では「地震の揺れが収まったらすぐに避難する」と回答した人の割合が68%にとどまっていて、前回の調査から2.8ポイント減少しています。津波から逃げる意識の向上が課題です。

フタガミ・山本健太郎 課長:
「手にしていただいた時に『にげる』っていうキーワードを定期的に見ていただくことで、逃げる意識だったり日々の備えを改めて見直すきっかけになっていただけたら」

防災缶詰は「ハマート」や「マルニ」など、フタガミグループが運営する県内17のホームセンターで購入できます。