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News- 高知のニュース

高知中央が明徳義塾を撃破 堅田投手が自己最速151キロ記録「まっすぐで全国の強豪校を抑えたい」

26日に行われた夏の高校野球高知大会。決勝は高知中央が明徳義塾を3対2で下し優勝、2年ぶり2回目の夏の甲子園出場を果たしました。

甲子園出場の立役者となったのは、背番号10番の先発・堅田投手でした。エースの松浦投手が、試合前の投球練習で右ひじの違和感を感じたため、急きょ背番号10番の堅田投手に先発が回ってきました。

序盤に2点を失いましたが、4回、5回は2イニング続けて明徳打線を三者凡退に。この堅田投手の投球がチームに流れを呼び込み、中央は5回裏に同点に追いつきます。

2対2のまま試合は終盤へ。8回表、中央は1アウト満塁のピンチ。明徳の代打に対し、149キロのストレートで空振り三振!なおも2アウト満塁、続く打者に対してはなんと151キロを計測したボールを放ちました。最後はセンターフライで大ピンチを無失点で切り抜けます。これで流れは中央に。

その裏の攻撃、中央は2アウト1・2塁のチャンス。中央が勝ち越し、3対2とリードを奪います。最終回の中央のマウンドにも、先発・堅田投手。9回・140球を超える完投勝利でチームを2度目の甲子園に導きました。

堅田投手:
「(突然の先発に)びっくりというよりは、自分が投げたかったので、よっしゃといううれしい気持ちで挑めました。野手陣が『俺らが絶対点を取るからお前は気楽に投げていけ』って言われたので、その気持ちでいったらこのような試合になりました」

山野司監督:
「勝つにはこういう試合しか無理だなって思ってたので、うちとしては勝てる最大のゲーム展開だった。(堅田投手は)急に放る展開になってしまったのでどうかなと思ってたが、本当によく頑張ってくれた」

この大会でわずか1イニングしか投げていない堅田選手が決勝で突然の先発。試合終盤でどんどん球速が速くなり、8回には151キロをマーク。これまでの最速は143キロということで、自己最速を8キロも更新しました。

球速だけでなくコントロールもすばらしかったんです。5回まではフォアボールゼロ、ストレートでガンガン押していき、チームに流れをもたらしたのが大きな勝因といえます。

決勝戦から2日経った28日、中央高校では軽めの練習が行われ、堅田投手の姿もありました。

堅田投手:
「いまだに、明徳に勝ったっていう現実というかうれしさがまだ収まりきってない状態です。甲子園でも自分の持ち味であるまっすぐで押していって、全国の強豪校をまっすぐで抑えたいと思います」

高知中央の壮行式は7月31日に行われます。夏の甲子園の開幕は8月5日です。

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