高知県産「南国そだち」新米出荷 店頭価格は去年より「1000円以上アップ」の見込み
2025年7月28日(月) PM7時35分
早くも新米の季節です。高知県産の早期米「南国そだち」12トンが、トラックに積み込まれ県外に向けて出荷されました。
28日はセレモニーが行われ、県やJAの関係者約20人が出席しました。
(出発セレモニー):「新米、出発!」
田村優介アナウンサー:
「7月中旬から収穫が始まった『南国そだち』。今、関西に向けて出発しました」
初出荷は7月24日で、おととい26日までに県の内外に約90トンが出荷されています。
極早生品種の「南国そだち」は今年(2025年)、3月下旬から田植えが始まり、6月の日照時間が平年より長かったことなどから順調に生育。7月13日から収穫が始まりました。
集荷競争が激しくなっていることから、JA高知県が生産者に支払う概算金は去年に比べ3600円アップ、30kgあたり1万1350円となっています。
気になるコメの店頭価格についてはー
JA高知県 農畜産部米穀課 西森弘一課長:
「小売価格は、今の流通、玄米での流通の内容を鑑みまして5kgあたり4000円台で推移すると考えております。昨年からいいますと1000円以上はアップした金額で店頭へ並ぶようにはなると思います」
この日は関係者向けの新米の試食会も開かれました。
出席者:
「香りと甘みがあっておいしいです」
出席者:
「しっかりと粘り気があっておいしいです」
田村アナウンサーもいただきました。
田村優介アナウンサー:
「しっかりと粒だっています。かめばかむほど米本来の甘味が増してきます」
今年の出来についてはー
JA高知県 農畜産部米穀課 西森弘一課長:
「食味の方は昨年と比べても負けず劣らず良食味に仕上がっていると思います」
早期米の出荷は「南国そだち」「よさ恋美人」「コシヒカリ」と続き、8月まで行われます。