脂肪を直接分解 高知の「アオモジ」エキスに効果 牧野植物園が特許
2025年7月16日(水) PM7時13分
ダイエットに役立つかもしれない画期的な発見です。
「アオモジ」という木の実からとれるエキスが脂肪を分解することを、高知県立牧野植物園が発見。特許を取得し商品化を目指しています。
県立牧野植物園と入浴剤の大手メーカー「バスクリン」は、10年以上前から商品化を見据えて植物が持つ成分の働きを共同研究しています。
松野倫代研究員を中心に調べた結果、「アオモジ」という植物の果実のエキスが脂肪を直接分解することを発見しました。アオモジは県内の山などにも自生しているクスノキ科の木です。
脂肪の吸収を抑える植物の成分はこれまでにも発見されていましたが、今回、体の脂肪を直接減らしたり消したりすることに新規性があるとして、2025年5月に特許が認められました。
牧野植物園が特許を取得するのは初めてです。
県立牧野植物園 松野倫代研究員:
「植物の持つ可能性はまだまだ分かってないんだなって、改めて感じさせられました。ためてしまったもの(脂肪)に直接効くので、より皆さんにアオモジエキスすごいなって思ってもらえればいいなと思っています」
どんな形で商品化されるかは未定ですが、松野研究員は入浴剤やクリーム、スプレーなどに使えるのではと話していました。