《高知初》市や町の枠組み超えた医療連携「はたまるパートナーズ」公立病院も加わり幡多地域で発足
2025年7月15日(火) PM7時35分
高知県幡多地域の6つの病院が、公立と民間の垣根を越えて協力し医療体制を強化しようという取り組みが始まりました。
幡多地域で発足したのは、新たな地域医療連携推進法人「はたまるパートナーズ」です。幡多地域は、医療従事者の不足や薬品の値上がりなどから病院の経営圧迫が課題となっています。
「はたまるパートナーズ」は、幡多けんみん病院や土佐清水市の渭南病院など6つの病院が連携し、高額な医療機器を共同で利用したり、人材を互いに派遣し合うなど医療の質を高めながら経営の効率化を目指します。
県内ではこれまでに、民間の医療法人などが連携して2つの医療連携法人がつくられていますが、市や町を超えてさらに公立病院が加わる連携はこれが初めてです。
はたまるパートナーズ 矢部敏和代表:
「医療機関、行政、介護を含めみんなが協同して患者さんに安心して医療を受けていただけるということができるようになればいいなと思っております」
今後は在宅医療や介護の充実に向け、行政機関とも連携していくということです。