【参院選】候補者の選挙戦に密着 無所属の現職・広田一氏【徳島・高知】
2025年7月15日(火) PM8時01分
シリーズでお伝えしている参院選「徳島・高知選挙区」の候補者密着企画。
今回は無所属の現職・広田一さんです。
広田一さん:「どうもどうも(走って近寄る)暑い中ありがとうございました」
有権者:「(握手する)暑い中頑張ってね」
「幅広い声を国政へ」。無所属の現職・広田一さん(56)。これまで衆議院議員を1期、参議院議員を3期務め、高知での知名度は抜群です。
7月5日の高知市。選挙活動の前には、事務所の神棚にお祈りします。
広田一さん:
「きょうも皆さん一日よろしくお願いします」
スタッフ:
「お願いします」(一同、神棚に二礼二拍手一礼)
広田一さん:
「きょうも頑張りましょう!」
広い合区の選挙。事務所でサポートするのは妻の敦子さんです。日焼け止めを塗る広田さんに「まばらに塗らんと白浮きする」と声をかける場面も。
この日は安芸市や香南市など、県東部を中心に5つの市と村へ。南国市では地元の野菜などを売る朝市を訪れました。
広田一さん:「おはようございます」
出店者:「広田さん頑張ってね。前からあなたには注目」
広田一さん:「また無所属で頑張ります」
有権者:「頑張ってください」
2023年の補欠選挙は無所属で戦い、自民党の候補に9万票以上の差をつけて勝利しました。幅広い層の支持を得るため、前回に続き無所属で出馬。立憲、国民、共産など、県レベルで野党組織の支援を受けています。
広田一さん:「物価高対策でガソリン減税とか、消費税とか、正面から議論せんと」
出店者:「よろしくお願いします」
広田一さん:「単に一回こっきりの2万円の現金給付じゃね」
出店者:「あんなんいかんです」
石破政権の現金2万円給付を「単なるばらまき」「露骨な選挙対策」と批判。物価高騰対策の中で一丁目一番地にあげるのが「ガソリン減税」です。
無・現 広田一さん:
「本当に皆さん、今のこの高知県のガソリン代、高いですよね。高すぎる。これなんとかしないといけない。暫定と言いながらもう51年も続いているガソリンの暫定税率。衆議院選挙同様に与党過半数割れに追い込んで、今度こそガソリン減税、実現しようではありませんか」
選挙カーを何度も降りては有権者のもとへ。日課の筋トレで鍛えた脚力を生かし、とにかく走ります。
無・現 広田一さん:
「できるだけ早く行って握手をして、またよろしくお願いしますっていう感じでね。それは自分の原点というか、スタイルでやっています」
現職ですが、タスキには「挑戦者」の文字。初心を忘れず、組織力で戦う与党に立ち向かいます。
広田一さん:「(有権者に駆け寄る)暑いですね、きょうはごあいさつに来ました。よろしくお願いします。(有権者の手元のキュウリを指し)これ自分で作っているんですか。(キュウリもらう)ありがとうございます、いただきました」
7月10日。選挙戦8日目からは、戦いの舞台を徳島に移しました。山あいの集落で訴えたのは。
無・現 広田一さん:
「中山間地域を歩いていると、本当に一人暮らしの高齢者の皆さんが多いんです。そんな皆さんの不安は年金不安。皆さん、財源はあるんです。この国は77兆円という巨額の税収があります」
政治を変えるために税金の使い方を変える必要があるとして、月1万円・年間12万円の基礎年金の底上げを訴えています。
現場主義をモットーに、徳島の地方議員約400人全員の自宅を回り、地域の課題に耳を傾けてきました。
徳島県議 竹内義了さん:
「びっくりしましたし、来てくれたって驚いていた議員さんがたくさんいました。党派を超えてね、全部行かれているので、こんなとこにも来てくれたっていう人もいっぱい聞いています」
2024年の衆院選で与党が過半数を割り込み、新しい流れが来ていると話す広田さん。多様な声を国政に届けるために4期目の当選を目指します。
無・現 広田一さん:
「自民党一強独占に戻して古い政治に後退させていくのか。問われるのは皆さん、前進か後退か、前進か後退かであります」
暮らしに寄り添った「まっとうな社会」をつくるため、徳島・高知を駆け抜けます。
参院選「徳島・高知選挙区」の候補者に密着するシリーズ企画。
16日は参政党の新人・金城幹泰さんについてお伝えします。