高知から宇宙へ!学生が作った人工衛星「KOSEN-1」模型や「スペースポート計画」など南国市で展示
2025年6月26日(木) PM7時22分
高知の学生たちが作った人工衛星に、高知で進むロケット打ち上げ計画。遠い宇宙を身近に感じられる企画展「身近に感じる宇宙展」が、きょう(26日)南国市の「海洋堂SpaceFactoryなんこく」で始まりました。
会場には、2021年11月に打ち上げられた超小型人工衛星「KOSEN-1」の実物大模型が展示されています。この人工衛星は高知高専など全国10校の高専が共同開発しました。「KOSEN-1」は明日(27日)で地球2万周に到達します。
ほかにも、今高知で進んでいる「スペースポート」計画を紹介する展示もあります。「スペースポート」とは、ロケットや宇宙船が出発・帰還する場所。これを高知に建設しようという壮大なプロジェクトです。
スペースポート計画に関わり、人工衛星「KOSEN-1」のプロジェクトマネージャーも務める高知高専の今井一雅客員教授が、高知での様々な宇宙への取り組みを多くの人に知ってもらおうとこの展示会を企画しました。
月面基地の建設プロジェクトに四国で唯一参加している「技研製作所」の取り組みもパネルで紹介されています。
ロケット発射台のジオラマは、高知高専・宇宙科学研究部の学生たちが中心になって作りました。
田村優介アナウンサー:
「(ジオラマに)なんかボタンがありますよ。ロケット発射ボタンって書いてあります。押してみましょう。(押す)」
ジオラマ音声:
「5、4、3、2、1、0。発射」
田村優介アナウンサー:
「煙が上がり始めましたね。そしてロケットが、ゆっくりとゆっくりと上に上がっています。本格的なジオラマです」
会場では宇宙食も販売されています。プリンにレアチーズケーキなど気になる味が並んでいます。
高知高専 今井一雅 客員教授:
「世界的に見たら、宇宙産業はものすごい加速的に成長しているんです。高知も1つの大きなゲームチェンジャーっていうんですかね、目玉になるかもしれない。いろんな面白い展示をしていますので、内容が相当あるんですけれども、何回も来ていただいてじっくり楽しんでいただけたら」
この企画展は8月31日まで、南国市の「海洋堂SpaceFactoryなんこく」で開かれています。