警察学校の初任科生が挑む「職務質問」実習 「威圧的にならないよう」10月配属へ向け丁寧な対応を学ぶ
2025年6月26日(木) PM7時12分
今年(2025年)4月に高知県警察学校へ入学した初任科生が、ある実習に臨みました。学んだのは「職務質問」です。
川村和久アナウンサー:
「ここ警察学校には体育館がありまして…(館内を見回す)」
初任科生:
「こんにちは!ちょっと今、目をそらされた感じがしたのでお話伺ってもいいですか?」
川村和久アナウンサー:
「(焦る)そらしてはないと思うんですけど、なんでしょうか…?」
「そう!これは警察が事件防止につなげるための職務質問。立派な公務です」
26日に行われたのは職務質問の実習です。警察学校では、4月に入学した初任科生に職務質問のスキルをつけてもらおうと、実習形式の授業を行っています。
初任科生たちは3人1組のグループに分かれ、「声をかけた男性が乗っていた自転車が盗難車だった」という想定で実習が行われました。
職務質問は、質問をする人と、警察署と連絡を取る人、そして周囲に注意を払う人というように役割を分担して対応します。
訓練の様子:
「最近危ない事件とか物騒なことが多いので、持ち物検査とかにご協力をお願いしたいです」
初任科生たちは威圧的にならないよう敬語を使い、丁寧に会話を進めていました。
第79期短期初任科 川田麻鈴巡査:
「(職務質問は)重要な行為だと思うので、対象者にあった対応の仕方や言葉遣いを、気を付けて行っていきたいと考えています」
初任科生たちは10月の警察署配属に向け、今後も様々な実習を重ねていきます。