【高知】神田川に《渓流の宝石》カワセミ出現!住宅地の川が下水整備で水質良好に
2023年10月13日(金) PM2時30分

「近所の川で珍しい鳥を発見しました!」と、さんさんテレビに映像を送ってくださったのはハンドルネーム「クン吉」さん。
映っていたのは、青い体に長いくちばし…紛れもない“カワセミ”です。
カワセミは、水辺に住む体長17センチほどの小型の鳥で、翡翠(ひすい)のように輝く美しい姿から「渓流の宝石」とも呼ばれます。自然豊かな清流にすむイメージがありますが、餌になる小魚がいれば、住宅地の水路などでも繁殖するということです。
とはいっても、今回見つかった高知市の神田川は、お世辞にも美しいとは言えない、コンクリートで固められた川。撮影したクン吉さんは、この近くに20年ほど住んでいるということですが、神田川でカワセミを見つけたのは初めてということで、「水質がよくなってきた証拠ならうれしいですが」と話していました。
神田川は1976年(昭和51年)の台風17号による被害を受けて護岸工事を行い、今の姿に。ゴミの投棄は目立ちますが、下水道整備などが進み、良好な水質を維持しているということです。
高知県河川課によりますと「カワセミがすむということは最低限の自然が維持されていることだと思います。神田川が流れ込む鏡川は第一級の都市河川なので、これからも市民に親しんでほしい」としています。
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※写真=神田川で見つかったカワセミ(10/9・クン吉さん撮影)