珍しい空中立体栽培《ルナピエナ》スイカ出荷始まる「シャリ感楽しんで」【高知 香南市夜須町】
2025年5月28日(水) PM7時36分
世界に誇る高知の施設園芸ですが、香南市では高級ブランドスイカ“ルナピエナ”の出荷が始まりました。その栽培方法は実にユニークです。
香南市夜須町では4軒の農家がブランドスイカ「ルナピエナ」の栽培をしていて5月23日から出荷が始まっています。
ルナピエナは全国的にも珍しい空中立体栽培で、宙づりにして、葉や実にまんべんなく太陽の光があたるように育てられています。さらに1本の苗から1つの実しか作らないため、うまみの凝縮された糖度の高いスイカになるといいます。
生産者の1人でこの道30年の佐竹清文さんに食べごろのスイカの見分け方を教えてもらいました。
佐竹さん:
「張りのある言葉で言ったらポンポンっていう。高くもないし低くもない方を収穫する。こっちの音は低い、こういう音になったら果肉が隙間が空いて完熟を過ぎたスイカに」
選別を終えたスイカは箱に詰められ県内のほか関東や関西などへ出荷されます。
食べごろのスイカを切ってもらいました。
中川果歩記者:「甘い!果肉もシャリシャリで水分がたっぷり入ってておいしいです」
果肉のシャリシャリ感が特徴のルナピエナスイカ、今年は特にいいできだということです。
JA高知県香美地区園芸部西瓜部会・佐竹清文さん:
「天候にも恵まれましてシャリのあるスイカができたと思っています。子どもさんから大人の方まで夏と言えばスイカと思うので、ルナピエナスイカを食べてシャリ感とか楽しんでいただけたらと思います」
ルナピエナスイカの出荷は7月下旬までで、県内外の量販店では一玉5000円から6000円ほどで販売されます。