警察官、市民に愛された高知署の食堂が閉店 ありがとう 涙の最終日 刑事一課からサプライズも【高知】
2021年12月28日(火) PM7時00分
店員
「かつ丼、唐揚げ定食、とんかつ定食、カレー(が売り切れた)おかげさまで」
高知市北本町にある高知警察署の地下食堂です。警察職員はもちろん一般の人も利用でき、お昼時には多い日で100人以上が訪れます。
高知市から
「安いし庶民的ですし来るのも早いですしみなさん優しいですから。すごく来やすかったです。そんな存在がなくなると寂しいなって思います」
地下食堂は来年5月の高知警察署の移転に伴い、きょう(28日)閉店します。
従業員
「ちょっと悲しいものがあります。本当に…言葉になりませんね」
責任者の田内千鶴さんら3人は前任者の高齢化に伴い、2011年から食堂を切り盛りしてきました。定番のかつ丼やから揚げ定食がこの食堂の看板メニューです。母親が食堂で働いているという女性はー
「子供のころに何回か食べたことがあって思い出の味だし、いろんな人に支えられてできた味なんだなと思って。(食堂は)母の中でも大事な存在で私の中でも大事な存在で」
最終日のきょう(28日)は多くのファンが感謝の気持ちを伝えました。
「(従業員)お世話になりました。ありがとう。(客)お疲れさまでした」
午後2時 営業終了
営業終了後には10年間に渡る食堂経営に対して署長から感謝状が贈られました。
(署長)
「警察官は体力勝負の所がありますので助かりました。ありがとうございました。
(従業員)ありがとうございました」
さらに…
「刑事一課からのサプライズです。いつもありがとうございました。仕事頑張れました。」
責任者 田内千鶴さん
「最後の最後に 本当に寂しくなって途中で涙が…。最高の日でした。」
惜しまれながら幕を下ろした地下食堂。心のこもった料理の味はお客さんの心にしっかりと刻まれました。