東京パラ 池選手と小松選手が知事を訪問 高知を「パラスポーツを身近に感じられる場所に」【高知】
2021年9月21日(火) PM7時00分

花束を受け取ったのは高知県出身の2人の選手、東京パラリンピック車いすラグビーで、銅メダルを獲得した池透暢選手とカヌー競技で出場した小松沙季選手です。県の職員に拍手で出迎えられました。両選手は21日、浜田知事の元を訪れ、大会を終えた今の心境などを報告しました。
浜田知事
「パラリンピックのときに県内もコロナ感染拡大があり県民もいろんな意味で気持ちが少し沈んでいたが、お二人の活躍によって県民の皆さんに夢と希望、そして勇気と感動を与えていただきました。ありがとうございます」
池選手は正確なロングパスなど高い技術力を武器にチームの司令塔として活躍。2大会連続の銅メダル獲得に大きく貢献しました。テレビで池選手のインタビューを見ていたという浜田知事は。
浜田知事
「(池選手が)”地元には金メダルと約束していたのに約束と違う色になってしまって高知に帰ったら怒られるかな”とインタビューで言っていて私は思わず、いやいや!怒らない怒らない!堂々と胸張って帰ってきてね、と叫んでいました」
池選手は目標の金メダルにあと一歩届かなかった悔しさをにじませながらも、銅メダルへの思いを語りました。
池透暢選手
「”銅メダル惜しかったね、次も頑張ってね”という、銅メダルは違う応援の形で次もまた期待してもらえるところもあると思う。ポジティブに考えて子供たちに銅メダルだけれど見せに行く機会をつくりたい」
カヌー競技を始めてわずか半年でオリンピックに出場。力強いパドルさばきで水面を駆け抜けた小松選手はすでに次の夢舞台を見据えていました。
小松沙季選手
「東京大会は神様からのプレゼントと思って頑張った。本格的には次はパリでメダルをとりにいきたい」
県民の声援を力に変えて夢の舞台で闘い抜いた2人の選手はふるさと高知を「パラスポーツを身近に感じられる場所にしたい」と意気込んでいます。
池透暢選手
「障害をもった子供たちが何かにチャレンジしたいと思ったときに、高知はチャレンジしやすい県であり応援がしっかりしてもらえる県であって欲しいと思う。様々な子供たちに競技を見せて伝えていきたい」