小惑星「リュウグウ」のかけら研究開始 元NASA所属の博士率いるチーム宇宙の謎に迫る【高知】
2021年6月30日(水) PM8時10分
南国市のJAMSTEC海洋研究開発機構高知コア研究所です。
ここでいま分析が行なわれているのがこの小さな粒。
地球からおよそ3億キロも離れた場所にある小惑星「リュウグウ」のかけらです。
小惑星探査機「はやぶさ2」が去年12月に、リュウグウからわずか5.4グラムの石や砂を持ち帰りました。
このうち6月23日に高知に届いた3ミリグラムの砂の粒を酸素に触れて劣化しないよう、窒素で満たした容器に入れ顕微鏡で1つ1つ状態を確認しています。
分析を担うのが伊藤元雄博士がリーダーを務めるチームです。
伊藤博士は2006年から5年間アメリカの航空宇宙局「NASA」に所属。
日本では3人ほどしか扱えないという分析計「ナノシムス」を使いこなすプロで10年前、高知コア研究所に分析計が導入されたのをきっかけに南国市に移住しました。
サンプルを1ミリの5000分の1の薄さにスライスし水や有機物が含まれている割合などを調べます。
高知コア研究所・伊藤元雄博士
「(例えば)これ隕石の薄片なんですがこういうところにあれ、炭素の濃縮してるところがありますね。ということは有機物である可能性が非常に高い」
この研究を行うことで地球の水や生命がどこから来たのか、その由来が分かるかもしれません。
高知コア研究所・伊藤元雄博士
「データを「あ、これがリュウグウの値か」っていうのを最初に見れるっていうのは本当に、なんだろうな、研究者冥利に尽きますね。誰もができるわけではないので」
「そんな悠長なこと言ってられるのも今のうちだけで、実際に分析が進んでいくと山のようなデータが出てくるので、それをどういう風に整合性をとっていくのかってのもまた一仕事です」









