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News- 高知のニュース

水爆実験で被ばく《ビキニ事件》から72年 国に損失補償求める裁判で、92歳元乗組員が当時の状況を証言

72年前、アメリカ軍の水爆実験で漁船の乗組員が被ばくした「ビキニ事件」で、高知県内の元乗組員と遺族らが国に損失補償を求めている裁判。11月4日、元乗組員が被ばくした当時の状況を話しました。

1954年、アメリカ軍が太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験で、被ばくした県内の元船員や遺族などは、日米合意によりアメリカに損害賠償を請求する権利が失われたとして国に損失補償を求めています。

これまでの裁判で国は「日米合意から20年という除斥期間が経過しているため、損害賠償の請求権は消滅している」などと反論。それに対し原告側は「一切の救済を行わず、除斥期間の経過で請求権が消滅したとする国の主張は著しく正義と公平の理念に反する」と訴えていました。

4日の裁判でビキニ環礁近くで船を操業していた元乗組員の小笠原勝さん・92歳は「海水を使って洗濯や風呂、歯磨きもしていた。ごはんを炊く時以外は全て海水。とれた魚も食べていた。東京に帰ってきたら放射線測定器で調べられた。自分は核実験の放射能に汚染されている可能性があると、その時初めて思った」などと述べました。

原告団・下本節子 団長:
「この調査は政府がしないといけなかったと思います」

元乗組員・小笠原勝さん:
「人間が魚以下だったということはわかったような気がします。国ももうちょっと誠意をもってこたえてほしいと思います」

次回の裁判は12月22日で結審する予定です。

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