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News- 高知のニュース

「金を手にしてやめられなくなった」“e-Tax詐欺”主犯格の男が明かしたトクリュウの実態【高知】

匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」がネットで確定申告ができるe-Taxを悪用し、全国の税務署から還付金をだまし取った詐欺事件。

4月21日の裁判で、主犯格の男が初めて犯罪組織の構図を明かしました。組織の中心的役割を担っていたのは17歳の少年でした。

全国の税務署から還付金をだまし取ったトクリュウの大規模検挙から1年。主犯格の小笠原惇被告(41)は肩まで伸びた髪にマスク姿で6回目の裁判に出廷しました。

小笠原被告は2024年、e-Taxを使って全国の税務署にうその所得税の確定申告をし、合わせて1500万円あまりの還付金をだまし取った詐欺の罪に問われています。

被告人質問では事件のきっかけが明らかに。それは、2024年サイバー犯罪グループ「荒らし共栄圏」リーダーである17歳の少年とSNSで出会ったことでした。

小笠原被告は以前、税理士事務所で働いた経験から今回の犯罪を思いつき少年にもちかけました。

少年は闇バイトを募集する「リクルーター」を集めます。「リクルーター」は闇バイトに税務署でe-TaxのIDとパスワードを取得させます。

その情報はリクルーターから少年、そして小笠原被告へと渡っていました。そして小笠原被告が全国の税務署にうその確定申告をし、闇バイトの口座に還付金が振り込まれたということです。

金の多くが少年やリクルーターに流れ、被告は取り分としてその3割をビットコインなどの暗号資産で受け取っていたということです。

国の税制度を悪用した組織的な犯罪の動機について裁判官が追及すると-

裁判官:
「国をだませてちょろかったと思ったか」

小笠原被告:
「そうは思っていないが、金を手にしてやめられなくなった」

また、裁判官から「この犯罪をどこまで広げようとしていたか」と聞かれると-

小笠原被告:
「規模を広げようとは考えていなかったが、少年がこんなに多くの人を集めるとは予想していなかった」

また「ある時期から少年から報酬をもらえなくなった」などと、少年やリクルーターと金銭トラブルがあったことも明かしました。

裁判は5月21日に結審する予定です。

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