高知ユナイテッドSCは29日、ホーム春野で今シーズン最終戦に臨みました。高知にとってJリーグ元年となった2025年、最後までボールに食らいつく選手たちの姿、チームとともに戦ってきたサポーターの感謝の声、ご覧ください。

鍛治屋明香アナウンサー：
「高知に悲願のJクラブができて1年。もうサポーターもすっかりJクラブ仕様に変わっています。今日がそんな1年の最後の試合です。絶対こじゃんと勝って終わりましょう」

「週末は春野でサッカー観戦」、「Jがある日常」を実現させてくれた高知ユナイテッド。

高知ユナイテッドSCのサポーター：
「家族の会話、食事での会話、ほとんどがユナイテッドの会話。家族みんなが監督になってどういう戦術でどう戦わせようかという本当に楽しい時間を過ごせました」

高知ユナイテッドSCのサポーター：
「すごい楽しかった！1年間。ユナイテッドのおかげでお友達もいっぱいできたし、いろんな所行けたし、すごい楽しかった」

そんな1年の締めくくり、最終戦の相手は5連勝中と勢いに乗るザスパ群馬。8月以降ホームで勝ちがない高知。前半は黄色のユニホーム、群馬ボールの時間が続きます。

それでも前半32分、高知にチャンスが！19番・水野のクロスにフォワード・新谷！決定的な場面でしたがボールは枠の外。先制とはなりません。

すると前半44分、群馬の攻撃がつながり、先制を許してしまいます。後半14分、高知は自陣でボールを奪い、カウンター攻撃へ！パスがつながり最後は新谷！惜しくも枠の外となりました。

白石監督就任後、9試合中5試合が0対1での敗戦。決定力不足はこの試合でも顕著に表れます。最後までゴール、1点は遠く…最終戦は0対1で敗れました。

白石尚久監督：
「1点取られても取り返すというところ。そこが今シーズンの課題だったんじゃないかな。もう少し勝利をプレゼント、ホームで勝つというところを見せたかったがかなわなかった」

今シーズン限りで退団する今井那生選手：
「悔しいです。春野で最後勝てなかったので高知のみんなの温かさがあったからこういう雰囲気で終われたかなと思いますけど、勝ってないんで勝って終わりたかったんで悔しいです」

小林大智キャプテン：
「昨シーズンのJFLと違って、ゴール裏もたくさんの人が集まってくれたのを実感していた。もう一度自分たちの力でたくさんの人に来てもらえるようにJがあることの楽しさ、注目度を上げていけたら」

今シーズン最後の試合は残念な結果でした。1位・栃木シティ、2位の八戸がJ2へ自動昇格です。そして3位から6位のチームがJ2昇格残り1枠をかけプレーオフを戦います。最高では8位まで行ったんですけど来シーズンはぜひもっと上の順位を狙いたいですね。

12月2日のこじゃんとスポーツでは高知ユナイテッドの1年を振り返ります。サポーターが選んだ「みんなぁのこじゃんとえい」を紹介！さらに、高知からJ2ベガルタ仙台に移籍した小林心選手にも語ってもらいます。