ポイントは”カタカナ英語” 観光専門家が高知の高校生に「コミ力」指導
2025年10月29日(水) PM7時33分
商業高校の生徒たちが外国人観光客とのコミュニケーションを学びました。ポイントは「カタカナ英語」と体を使って表現するジェスチャーです。
櫻井亮太郎さん:
「これがきょうもしかしたら一番重要なスライドかもしれない。日本人は世界が英語をしゃべると思いすぎ。実はみんながしゃべるわけではない。英語がうまいかどうか気にしている人は、実は15%ほどしかいない」
この授業は高知県が、将来、観光分野で活躍できる人材を育成しようと、伊野商業高校のツーリズムコースで学ぶ生徒を対象に開きました。講師を務めたのは、行政などと連携して、外国人観光客の誘致支援策に取り組む櫻井亮太郎さん。
櫻井さんによると、外国人が日本を訪れた際、一番ショックだった出来事は「逃げられたこと」だと言います。そこで櫻井さんが勧めるのはジェスチャーを交えた「カタカナ英会話」です。
櫻井亮太郎さん:
「ちょっとって、みんなどうやる?ジェスチャー。リロー・イングリッシュ・オーケー?(英語はちょっとなんですが、大丈夫ですか?)。速いスピードで話してきた。ちょっとゆっくり話してくれという、ゆっくりのジェスチャーは?抑えて、抑えてなんですよ。抑えて、抑えてと言いながら、こう言います。スロウリー・プリーズ」
生徒たちは簡単な英単語とジェスチャーを組み合わせながら、外国人との初歩的なコミュニケーションの方法を学んでいました。
女子生徒:
「英語が苦手なので、話しかけられたら、どうやってしゃべろうと思ってしまうけど、自分の知っている単語だけでもジェスチャーをしながら伝わることが分かった」
伊野商業高校は11月、ビジネスの視点から観光ガイドについて学ぶ授業を開くということです。










