【高知】『もう生きていけない』県内スーパーなどで“値上げラッシュ”はじまる 食品など3024品目対象
2025年10月1日(水) PM6時54分
中川果歩 記者:
「私たちが普段手にするペットボトル飲料水、きょうから1本10円ほど値上がりしています」
南国市のスーパーマーケットでは1日(水)からペットボトル飲料が10円ほどインスタントコーヒーが80円ほど、焼肉のたれが約20円それぞれ値上がりしています。また、米の価格もひと袋5キロが4500円程度と高止まりが続いている中、パックのごはんが20円から30円ほど値上げとなっています。この店舗では日本酒などの酒類は当分、これまでの価格で販売するということです。
ナンコクスーパー・電算室部長 氏原正勝さん:
「上がったものに関しては対応させていただいているが先月同様、お買い得商品に関しては値段を上げずに販売させていただいている」
値上がりは飲料・食品だけではありません。政府が行っている電気料金の補助が終了することなどから、四国電力では今月使用分の電気代が標準的な家庭ひと世帯あたり533円上がって、8311円となる見通しです。
南国市から(70代):
「(値上げは)つらいです。電気代とか光熱費上がったら痛い」
南国市から(60代):
「もう生きていけませんどうにかしてください。(生活は)苦しいとっても苦しい」
帝国データバンクによりますと1日から値上げとなる食品や飲料は3024品目です。1日からの値上げで2リットル入りペットボトル飲料では200円台に達する商品も相次いでいます。値上げ前日となった30日、高知市の酒店ではー
高知市からの農家:
「(あすから値上げ)それ聞きましてきょう買いに行こうかと。安いうちに買うちょこうと」
お茶を1ケース購入した方:
「子供たちがバスケで量がすごいんで、24本買ってもすぐなくなる大変であしたから」
ペットボトル飲料や日本酒を値上がり前に普段よりも2カ月分多く仕入れたこちらの酒店では、今の在庫がなくなるまでこれまでの価格で提供するということです。店内にはまとめ買いをすすめるチラシや特設コーナーが設けられていました。
リカオー御座店・篠原弘 店長:
「値上がり前に大量仕入れをしておりましてお客さまに安く提供できるようにしております。高知県のお客さまはお酒の消費量がすごく多いので値上がる前にどんどん買っていただけたらと思います」
商品の種類や仕入れの方法によっては店頭での値上がりがもう少し後になる店もありそうです。