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News- 高知のニュース

『法定刑7年では短い』1歳児死亡事故から1年 遺族が厳罰化求め12万1117筆の署名提出【高知】

【動画には車が衝突する映像が含まれています】

東部自動車道で「ながら運転」の車に衝突され1歳の男の子が亡くなった事故から1年。事故を起こした男の厳罰を求め遺族が12万筆を超える署名を高知地検に提出しました。

9月19日(金)に高知に降り立った大阪市在住の神農彩乃さん。1歳の息子、煌瑛ちゃんを事故で亡くしました。2024年9月21日、家族旅行で高知を訪れていた神農さん家族は東部自動車道を東に向け走行していました。突然、反対車線の車が目の前にー。センターラインを越えてわずか0.8秒後の衝突でした。

神農諭哉さん:
「一瞬の出来事だった。娘の泣き声、妻も痛いと言っていた。息子の泣き声だけが聞こえなかった」

後部座席にいた煌瑛ちゃんは全身を強く打ち亡くなりました。起訴状などによりますと車を運転していた男性は事故当時、シートベルトを外し運転支援機能を使った状態で助手席の下のサンダルに履き替えようとしていました。

8月2日、神農さん夫妻はながら運転をしていた被告の厳罰を求める署名活動を高知市中心部で行いました。

彩乃さん:
「紙の署名が届くたびに毎回こうちゃんの仏壇のところに置かせてもらって、一緒に戦ってくれる人から届いたんだよってこうちゃんには伝えてきてるので、今回も提出も一緒に行こうねって連れてきた」

そしてオンラインも含めた12万1117筆の署名を地検に提出しました。

彩乃さん:
「ながら運転はしっかり裁かれるべきだっていうこと(法定刑が)7年では短いということを伝えてきた、変えていきましょうここ(高知)からっていう話をした」

翌日9月20日、事故発生から1年経つのに合わせ夫妻は事故後初めて現場を訪れ、花を手向けました。

彩乃さん:
「一人で逝かせてしまってごめんねって手を合わせました。裁判では必ず敵はとってやるからなっていう強い気持ちの確認ができた」

ながら運転をしていた男の裁判は11月の予定で、署名はオンラインで10月末まで受け付けるということです。