【高知】小4男児プール死亡事故から1年 水泳授業は安全対策を強化
2025年7月7日(月) PM7時34分 <PM7時44分 更新>
2024年7月5日、高知市の長浜小4年生だった松本凰汰さんが水泳の授業中に溺れて亡くなりました。
小学校のプールが老朽化して使用できなかったため、4年生から6年生は水深がより深い南海中学校のプールを借りて水泳の授業を行っていたのです。
凰汰さんは「泳ぎが苦手なグループ」の中でバタ足の練習をしていた際に溺れ、近くにいた同級生2人に引き上げられました。
高知市教育委員会が設置した有識者による検証委員会は、指導を行った教師が授業中に凰汰さんの位置を把握せずに泳がせたことが直接で最も重大な原因と結論づけました。
市教委は2025年4月に「安全管理マニュアル」を作成。水泳の授業が再開された学校では、授業を行う人とは別にプールサイドから全体を監視する監視者を1人以上配置。また児童・生徒が2人1組のペアを作り互いの安全を確認するバディシステムを取り入れています。