「ワッショイ」の声が戻ってきた!少子高齢化の団地で13年ぶりに《子供みこし》復活へ【高知】
2025年7月1日(火) PM7時11分
少子高齢化が進む高知市の団地で、13年ぶりに子供みこしが復活します。復活に向けた地域の思いを取材しました。
高知市介良の中野団地で、6月29日、地元の夏祭りで披露する子供みこしのリハーサルが行われました。住宅地で子供たちの「ワッショイ」という声が響きます。
中野団地では少子高齢化で、子供みこしが13年前から途絶えていました。
きっかけは5月。住民が公民館の倉庫に眠る子供みこしを発見し、自治会で話し合い復活させることにしました。
29日は公民館に子供たちが集まり、みこしを飾りつけリニューアルしました。最後に、介良の守り神「カエル」を設置して完成です。「子どもたちが大人になったとき地元にかえる」そんな願いが込められています。
中野団地自治会 大野聡 会長:
「介良でこんな祭りがあったなと大人になって思い出して介良に帰ってきてもらえるよう、子供みこしが一つのきっかけになれば」
「ペンギン」をのせたみこしも。住民のある思いが込められていました。
地元住民:
「公園の横にペンギンというお好み焼き屋さんがあって、中野団地の皆さんのソウルフード。ペンギンがいいという話になった。可愛らしくできた」
中野団地で40年以上親しまれているお好み焼き屋さんをモチーフにして、日頃の感謝を伝えます。
子供みこしは8月2日、中野団地の夏祭りで披露されます。