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News- 高知のニュース

”ハマスイ”の名物飼育員《盛田さんへラブレター》お客さんにも動物にも愛されて…高知を離れ故郷へ

桂浜水族館の名物飼育員・盛田勝寛さんが高知を去って半月。水族館に全国からたくさんのラブレターが届きました。

(手紙抜粋)
「私が初めて桂浜水族館の“小栗旬”を知ったのはもう何年も前の節分イベントでした」

懐かしい思い出がつづられた手紙や写真の数々。誰にあてたものかというと…

盛田さん&アシカ
「コエル~コエル~」

ハマスイの名物飼育員だった盛田勝寛さんです。アシカの人工哺育をはじめ、動物たちと絆を深める姿はたくさんのお客さんに愛されてきました。

しかし今年5月、持病のため故郷の北海道に帰ることを決意しました。

盛田勝寛さん:
「じゃあ、みんなありがとう。みんな元気で」

その後、お客さんからの要望を受け「盛田さんへラブレター」と題してメッセージを募集したところ、手紙やメールなどあわせて50通がハマスイに届きました。

手作りの“おとどちゃん封筒”や盛田さんとの写真が添えられるなど、どれも愛にあふれたものばかり。中には遠く千葉県や北海道からも。

桂浜水族館・森香央理さん:
「こんなにいっぱいいただけるとは思ってなかったので私たちもびっくりしています。この企画を通して盛田さんのすごさが今一度わかったというか。感謝しかないです」
Q.盛田さんと連絡は?
「一回お話して。その時は『さみいさみい』って言ってて。『いや、あんた北海道生まれだろ』と思いながら。まあ楽しく暮らしているとは言っていたので、故郷へ帰って新しい“セカンドライフ”じゃないですけど、楽しくやっているんじゃないかと思っています」

盛田さんが去った後、動物たちの世話をするのは、3年目の菊池優大さん。

飼育員・菊池優大さん:
「結構しんどいですね。いなくなったのは。もっといてほしかったなあというのがめちゃめちゃ大きくて。逆にぼくからももっと積極的にいけばよかったなというのは正直ひとつの後悔ですね」

菊池さんは現在、オットセイの人工哺育も担当しており、赤ちゃんがなつく姿を見て常連のお客さんから“盛田さん2世”と呼ばれることも。

菊池優大さん:
「あの人とちょっとでも同じ扱いをされるのは、僕としてもうれしいですね」

ハマスイには盛田さんの動物を愛するスピリットがしっかりと受け継がれていました。

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