画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

「溺れた児童を水面に引き上げた後の抱え方など具体的な方法を学ぶ」教師対象の水泳授業の安全管理研修会

「イチニのサン!」
溺れて動けない人をプールサイドに引き上げています。

これは高知県教育委員会が教師を対象に開いた研修会。水泳授業の事故防止と安全対策を徹底する目的です。

2024年7月に長浜小4年の男子児童が水深がより深い南海中学校のプールで行った水泳の授業中に溺れて亡くなった事故を受け行われました。

今回は県西部、東部の小学校や特別支援学校で水泳授業を担当する116人が参加しました。

2025年3月に公表された検証委員会の報告書では、教師が溺れた児童がどこにいるかを把握せずに泳がせたことが直接で最も重大な原因と結論づけています。

また当日、授業を担当していた教頭と教師2人の役割分担をしておらず、監視体制が不十分であった点も指摘しています。

5月12日は体力や体格が同程度の2人1組のペアをつくり互いの安全を確認するバディシステムを体験。

バディ:「オー」

さらに日本赤十字社高知県支部の職員から溺れた児童を水面に引き上げた後の抱え方など具体的な方法を学びました。

宿毛市立大島小学校・体育主任:
「子どもの人数も少ないんですが、監視の先生の人数も少ないので、ひとりひとりがどういう役割っていうのをしっかり決めておかないと、事故につながってくるので、そこをしっかりもう一回学校の方で決めていきたい」

5月19日には県中部の小学校の教師を対象に研修会が行われます。

最近のニュース