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News- 高知のニュース

なぜ離陸できない?《米軍ステルス戦闘機 着陸から1か月》県「速やかな解決を」【高知龍馬空港】

なぜ離陸できないのでしょうか?高知龍馬空港に“異例の長期滞在”を続けているアメリカ軍のステルス戦闘機。緊急着陸してから4月25日で1カ月が経ちました。

3月25日、午後2時ごろアメリカ軍岩国基地所属のFー35Bステルス戦闘機が緊急事態を宣言し、高知龍馬空港に着陸しました。

アメリカ軍は今回の着陸について飛行中に警告灯が点滅したため「予防着陸」したもので、墜落の恐れがある「緊急着陸」よりも危険性は低いと説明しています。

川辺世里奈アナウンサー:
「着陸からきょうで一カ月32日目です。機体の下にパイプ椅子が見えます。数名が集まりエンジンの辺りを見ながら何かを話しているようです」

電話中?
寝転がって…確認?

「防衛省中国四国防衛局」によりますとこれまでも米軍機が日本の民間空港に予防着陸した例はありますが、32日という期間は過去3年で最長です。

アメリカ軍は必要な整備を行い、機体の安全が確認でき次第離陸するとしていますが、不具合の内容や今後の見通しについて明らかにしていません。

米軍戦闘機の駐機がなぜ長期化しているのかー事故なく安全に離陸できるのか…。
25日の定例会見で県の対応を聞かれた浜田知事は…
浜田知事:
「少なからぬ県民の皆さんに不安感を与えていることは事実。(中国四国)防衛局に対し県民からの声を踏まえて速やかに解決してほしいと、県としても望んでいると改めて伝えた」

きのう24日県の危機管理防災課が中国四国防衛局を通じてアメリカ軍に対し速やかな解決を求める要望をしましたが、具体的な返事は来ていないということです。

終わりの見えない米軍機の長期滞在に市民団体からは疑念の声があがっています。

「郷土の軍事化に反対する高知県民ネットワーク」は去年、九州の空港が日米共同統合演習に使われた例などを挙げ、県民に十分な説明がないまま空港が軍事利用されることへの不安を訴えました。

軍事化反対県民ネット・谷英樹事務局長:
「軍事利用といいますか、それが頻繁に常態化するようになると、民間の空港であったり、港湾施設というのが軍事施設というふうにみなしかねないということの懸念、心配をしています」

市民の不安は広がる中、依然としてこう着状態が続いています。

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