日射しから日傘で守る!ボタン50株が高知・国分寺で見頃
2025年4月18日(金) PM7時45分
高知県内は18日、夏日を記録したところもありました。そんな中、南国市の寺では陽差しに負けず大輪のボタンが見頃を迎えています。
鍛治屋明香アナウンサー:
「鮮やかなピンクや紫のボタンも素敵なんですが、ひときわ目を引くのがこちらの赤黒のボタンです。みなさんもお気に入りのボタン、探してみませんか?」
南国市にある四国霊場第29番札所・国分寺では、約10種類・50株ほどがほぼ満開を迎えています。
30年ほど前、前の住職が俳句が好きだったことから、季語としてよく用いられる「ボタン」を植え始めました。夏はアジサイ、秋はハギと、四季折々の花が楽しめる名所として知られています。
18日の県内は、四万十市江川崎で27.4度を記録するなど、各地で初夏を思わせる日差しが降り注ぎました。
暑さの中、ボタンが美しさを保てるようにある工夫がされていました。ボタンは強い日差しや雨風に弱く傷んでしまいます。そこで、少しでも長く美しい状態を楽しんでもらいたいと思いついたのが日傘です。18日もしっかり日傘に守られて、訪れた人を楽しませていました。
イギリスから訪れた人:
「(英語で)美しい。花も建物もとても美しい。傘が雨から守っている」
香南市から訪れた人:
「あんな黒いボタン見たことないし、色がいっぱいあるんですね。感激してます」
鮮やかに咲き誇る花を写真に収める人の姿も。
鍛治屋明香アナウンサー:
「国分寺の方によりますと、中門をくぐった参道が一直線に見える場所が、ボタンの写真を撮るベストポジションだということです」
境内には、植えられてから約30年の「高齢」のボタンも多いことから、植え替えなどを行い、今の50株ほどを維持していきたいそうです。
国分寺のボタンはあと1週間ほど楽しめます。