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News- 高知のニュース

四万十川を“清流”に戻せ!自然活用の先進事例を学ぶ国際シンポジウム 3月開催

NBSと呼ばれる自然を活用する工法について、アメリカの先進事例などを学ぶ「四万十川NBS国際シンポジウム」が3月に開催されます。

パネリストでもある(一社)生態系総合研究所の小松正之代表理事と東京都立大学の横山勝英教授が2月28日、開催に先駆けて会見を開き概要を発表しました。

同研究所は漁業者などからの「四万十川が汚れている」との声を受け、2021年3月から現地調査を行いました。

その結果、農業排水や工業排水の流入、湿地帯の喪失や森林伐採などによる川の汚染で、▽ウナギやアユの漁獲量減少や、▽下流域のアオサノリ養殖の収穫がゼロになる、といった影響が出たと訴えました。

一方、アメリカでは40年ほど前から自然を活用した水辺再生プロジェクト「NBS」を導入。魚が遡上できず、水質が悪化した川で人工の堰(せき)を撤去し、新たに岩や石で自然の流れを作ったところ、動物の生息が多様化したことが報告されています。

シンポジウムでは四万十川を「清流」に戻せるよう、こういった先進事例を導入しようと呼びかける予定です。

「四万十川NBS国際シンポジウム」は▽3月4日に四万十市総合文化センター「しまんとぴあ」、▽5日に四万十町役場東庁舎で開催されます。誰でも参加可能です。

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