南国市と中澤氏家薬業が防災協定《災害発生時に飲料水やマスクなどを提供》【高知】
2024年12月3日(火) PM7時17分
高知県内の大手医薬品卸売会社が南国市と防災協定を結びました。
協定を結んだのは南国市に本社がある中澤氏家薬業です。協定締結により災害発生時に市に対して飲料水やマスクなどを提供することになります。
中澤氏家薬業は2017年、南海トラフ地震対策を目的に高知市から南国市に本社を移転しました。津波浸水区域外であるなんこく南ICの隣にあり駐車場はヘリポートとしても使えるようになっています。協定によりいざという時には市が使えるようになります。
また160台程の社用車が使うガソリン1か月分以上を備蓄していてこちらも市が使えるようになります。2024年1月に起きた能登半島地震を受けて地域のためにできることはないか検討する中で今回の協定に至りました。
中澤光二郎社長:
「本社を移転してまいりまして、その際、開発等、住民の方々に非常にご協力いただいて。災害時にはご恩返しをできれば」
南国市の防災担当者は協定をきっかけに、民間企業の先進的な防災対策のノウハウを学んで行政に生かしたいと話していました。