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News- 高知のニュース

土佐清水市の漁師たちが空き家3軒をDIY 11月開業目指し《滞在型観光の拠点に》【高知】

空き家を改装して宿泊施設にしようという事業が土佐清水市で進んでいます。建物のDIYに取り組んでいるのは地元の漁師たちです。

3日、空き家の改装作業が行われたのは土佐清水市の窪津地区です。窪津地区はかつて大敷網の漁が盛んでしたが高齢化が進み空き家が急増しています。

このほど古民家再生の専門業者が所有する3軒の空き家を地元大敷の組合員が借り受ける形で宿泊施設として活用することになりました。
地域の空き家を宿泊施設にすることで滞在型の観光につなげようという考えです。3日は組合員たちが漁の網をペンキのハケに持ち替えて床の塗装を行いました。

神奈川から移住・漁師の高木亮さん:
「すごく楽しいですね。物を作るというのは好きなんで」

窪津共同大敷組合・川田 一成 組合長:
「空き家ばっかりやけん、こういう事業が成功してくれたら空き家対策にもなりますし」

空き家を活用した宿泊施設を開業・林 千博さん:
「観光客の方や、Iターン・Uターンの方々が入ってきてくれると思い、宿泊業をすることになりました。楽しく作業してますね。漁師さんもそうですけど漁師さんのご家族、奥さんなんかも掃除を手伝ってくれたりして、この取り組みひとつで地域が協力する形になったらいいなと思います」

空き家3軒を改装した宿泊施設は「satoyadoくぼつ」と名付けられ、一棟貸しの宿として11月までの開業を目指しています。