「じゃあなー」ハマスイ生まれのハマスイ育ち《名前のない》アシカが静岡に引越し【高知】
2024年9月12日(木) PM7時46分
2023年、桂浜水族館で生まれたカリフォルニアアシカの子どもが繁殖のため、9月12日朝、静岡の水族館へ引っ越していきました。
中川哲記者:
「プールの中を気持ちよさそうに泳いでいるのがきょう引っ越しするアシカの子どもです」
2023年6月父ケイタ、母エルの間に第2子として誕生した1歳2カ月のカリフォルニアアシカのオス。実は生まれたときから静岡への引っ越しが決まっていたため、名前がありません。
こちらは生後4日目の様子。姉のコエルは人工哺育で育てられたため、母エルが子育てをしたのは今回が初めてでした。周りの心配をよそにエルの母乳で育った子供はすくすくと成長。生まれて3カ月たつと小魚を食べはじめ、今は体重が40キロ近くまで増えました。
菊池優大飼育員:
「結構、好奇心旺盛でやんちゃなイメージがありました。カワウソのご飯のときに邪魔しに来るわけじゃないけど、ちょっとかまってよみたいな感じに来たりとか、膝の上とかに乗ってきたり、結構人に対しても甘えられるような子だったので」
引っ越し先は静岡の「伊豆・三津シーパラダイス」。将来の繁殖が目的です。
菊池優大飼育員:
「さみしいって気持ちはない。桂浜水族館で生まれた子が他の県とか水族館に行くのは喜ばしいじゃないですけど、ありがたいの方が勝ってます」
菊池優大飼育員:
「わんぱくで好奇心旺盛なのでお客さんにもスタッフにも愛されるようなアシカになってほしい」
職員:「じゃあなー」
カリフォルニアアシカの子どもは職員に見送られながら、生まれ育った桂浜水族館を後にしました。