《独自インタビュー》桜井つぐみ&清岡幸大郎選手 貴重な生歌やこだわりの髪型「サイヤ人カット」秘話を披露【全文】
2024年8月22日(木) PM7時31分 <8月27日 PM6時03分 更新>

川辺世里奈アナウンサー:
県勢92年ぶり、しかもダブルで金メダル、本当におめでとうございます。
桜井つぐみ選手・清岡幸大郎選手:
ありがとうございます。
川辺アナ:
ずっと「早く高知に帰って皆さんに金メダルを見せたい」とおっしゃってましたが、帰ってきていかがですか。
桜井つぐみ選手:
そうですね。出迎えだったりとかすごくてびっくりしたんですけど、でも本当にこんなたくさんの人に応援してもらったんだなっていう実感も湧いたし、自分が優勝したっていう実感も湧いたし、本当にもうありがたいなと思います。
清岡幸大郎選手:
同じようにたくさんの人に出迎えられて、なんか映画のスターになったような気分でしたね。
川辺アナ:
今、高知で1番食べたいふるさとの味はなんでしょうか。
桜井つぐみ選手:
魚です。
川辺アナ:
昨日(21日)メジカの新子の取材行ったんですけど、美味しかったですよ。
桜井つぐみ選手:
食べたいです。なんか群馬って海ないんですよ。だから高知の魚をいつも楽しみにしてて、早く食べたいです。
川辺アナ:
新子は好きですか。
桜井つぐみ選手:
はい。
川辺アナ:
幸大郎さんは?
清岡幸大郎選手:
僕はもう夏ですごく暑いので、高知のアイスクリンを食べたいなと思っています。
川辺アナ:
いいですね。ここからはですね、まずつぐみさんにお話を伺います。大好きなアーティストさんがいらっしゃるんですよね。
桜井つぐみ選手:
はい。あいみょんが大好きです。
川辺アナ:
試合の時とかはパリで曲、聴かれましたか?
桜井つぐみ選手:
そうですね。バスの移動とか長かったので、その時とか。あいみょんのアルバムを作ってるんですよ、プレイリストを。それをずっとシャッフルで流して聴いてました。
川辺アナ:
どんな曲聴くんですか。
桜井つぐみ選手:
試合前はやっぱりテンポアップな曲で、静かな曲よりも元気になるような曲を聴いてます。
川辺アナ:
試合前にあいみょんさんから応援メッセージありましたよね。
桜井つぐみ選手:
自分は気づかなくて。X(旧Twitter)で来てたんですけど、自分はやってなくて、そのアプリを。友達から「あいみょんからメッセージあるよ」みたいなこと言われて。見てみたら、あいみょんのファンの方が、自分がよくTシャツ着てるの気づいてくれてて、それにコメントが来てて。「いやもう勝つしかないな」と思って。勝ったら、もしかしたら(会えるかも)とか思って。頑張れました。
川辺アナ:
お2人の同級生から情報が届いてまして。つぐみさんに関する情報なんですけど、この(映像の)方ご存知ですよね。この方は?
桜井つぐみ選手:(友人の)竹崎さん。
川辺アナ:
ちょっと聞いてもらってもいいですか。
竹崎さん(VTR):
(つぐみ選手とは)テスト期間に一緒にカラオケに行ったりだとか。(つぐみ選手が一番歌っていたのは)『マリーゴールド』。僕も結構聴いてます。(歌は)うまいです。うまいと言わないとタックルされるんで(笑)。
川辺アナ:
とのことなんですが、マリーゴールド、よく歌ってたんです?
桜井つぐみ選手:
そうですね。みんな知ってる曲で。自分の友達もみんなあいみょん好きなので歌ってました。
川辺アナ:
もしよかったら、ワンフレーズだけでも…
桜井つぐみ選手:
え! うそやろー。結構、音痴なんですよ。
川辺アナ:
私、こういうものを持ってきてるので(手作り応援うちわを見せる)ワンフレーズだけ…! 幸大郎さんも一緒に盛り上げてもらって。
桜井つぐみ選手:
麦わらの~帽子の君が~♪(1フレーズ歌う)
川辺アナ:
ありがとうございます! どうですか?幸大郎さん。
清岡幸大郎選手:
いや、あの、成長してました。上手になってました。
川辺アナ:
お2人でカラオケに行かれることもあるんですか?
清岡幸大郎選手:
2人だけはないんですが、高校の時クラスが一緒だったので、同じ友達と一緒に行ったりはしました。
川辺アナ:
今回、金メダルを取ってあいみょんさんに認知されるっていうの、夢だったんですよね。 認知されてますから、今後、対面なんてこともあるんじゃないですか?
桜井つぐみ選手:
もうずっとそれを楽しみに待ってます。
川辺アナ:
会えたらなんて言います?
桜井つぐみ選手:
もう本当に好きですと、伝えて。でも泣いちゃうんで。多分
川辺アナ:
コンサートも行くんですもんね。
桜井つぐみ選手:
9月に行く予定です。楽しみです。
川辺アナ:
ではここからは幸大郎さんにお話を伺います。幸大郎さん、いろんなお洋服が好きなんですよね。ファッショナブルなイメージがあるんですけど、やっぱり特徴的なのは髪型。ご自身のXで、パリにいる時に髪の毛を指差して「スーパーサイヤ人カット」て言った投稿覚えてらっしゃいます? 元々は外国の方が、清岡選手は「いい床屋さんは知らないけどレスリングは強い」と。私だったら動揺しそうなんですが、ナイス切り返しでしたね。
清岡幸大郎選手:
ありがとうございます。 結構、レスリングって2つ名みたいなのをつけられることが多くて。すごいアグレッシブに攻める選手は「ライオン」だとか言われたり、テクニカルな動きをする選手は「ウィザード」とか「マジシャン」とかって言われたりするんで。僕も激しい頭なんで、ライオンとかそっち系を狙ってたんですけど「ブロッコリー」っていう回答が来て。あれ? っていうのがあったんで。「悟空っぽいね」って言ってくれた人もいたので、ありがたく頂戴して「スーパーサイヤ人」にさせていただきました。
川辺アナ:
ドラゴンボール、大好きなんですよね。今回、桜井監督も、幸大郎さんは「相手が強いほど覚醒する」っておっしゃってたんですけど、この金メダルに繋がったドラゴンボールスピリットはありますか。
清岡幸大郎選手:
相手が強いとチャレンジャー精神で戦えますし、結構目立ちたがり屋なので「この相手倒したら俺めっちゃかっこよくね」みたいなメンタリティーで試合をしてたので、優勝した時とかもすごい気持ちよかったですね。
川辺アナ:
金メダリストで”無敵”ですけど、今倒したい相手っていますか?
清岡幸大郎選手:
今倒したい相手ですか。悟空と直接対決します。
川辺アナ:
大きく出ましたね。そんな幸大郎選手なんですけど、この髪型に関してちょっと、ある方にお話を伺いました。それがこちらの映像の方なんですけど、こちらは幸大郎さん、どなたですかね。
清岡幸大郎選手:
自分の母のはず。
川辺アナ:
お母様ですよね。お母様に、ちょっと髪型について伺ったインタビューを聞いてもらえますか。
清岡選手の母・えりかさん(VTR):
髪型ね、私何回か言ってるんです。「その頭、オリンピック行くまでにあと半分ぐらい短くならん?」っていったら「考えちょく」って言ってましたけど。気に入ってるみたいです。
川辺アナ:
とのことで、お母様はちょっと短くしてみてほしいっておっしゃっていましたが。
清岡幸大郎選手:
そうですね。そもそも多分、パーマあてたりするのがあんまり気に入らないみたいで。俺もう20歳超えてる社会人なんだけどと思いながらやってたんですけど。なんならスーパーサイヤ人っぽく、金に染めていってやろうかなって話したら、さすがにそれだけはやめてって言われました。
川辺アナ:
今後切る予定は。
清岡幸大郎選手:
ちょっと夏場で暑いなって思いだしたので、そのうち切ると思います。
川辺アナ:
ありがとうございます。ではですね、ここからお2人に〇×クイズをお願いしたです。まず第1問です。
「Q.1回戦から決勝まではすべて想定内だった。特にハプニングはなかった」
どうでしょうか。せーの。つぐみさんはマル、大体順調にいったと。幸大郎さん、バツというのは。
清岡幸大郎選手:
はい。僕、準決勝の試合が、前半見てもらった方はわかると思うんですけど、なかなか攻めきれなくて。それも対策をしすぎての失敗だったので、決勝は逆にもう振り切って、自分のレスリングだけをして、想定通り進んだのかなって思います。
川辺アナ:
ただ、金メダルとることは必然的だったんですね。
清岡幸大郎選手:
必然的でした。どの流れになっても必ず僕がとるって思ってました。
川辺アナ:
では、第2問いきますね。お2人、幼なじみですよね。
「Q.幼なじみの自分だけは、 相手のこんな弱点を知っている」
意外な一面でも構いません。いきますよ。せーの。これはつぐみさんがマルを出しました。ちょっと幸大郎さん、怖いですね。
桜井つぐみ選手:
なんて言うんですかね。プライベートで2人で遊ぶとかは特にないんですけど。でも高校の同じグループにいる時は、結構みんなにいじられるキャラで。しっかりしてるみたいな感じで見られてるんですけど、同級生からはぼろくそ言われたり、結構いじられるキャラです。
清岡幸大郎選手:
その通りですね。はい。でも、逆に僕的にはおいしいなって思ってます。
川辺アナ:
ポジティブですね。では、3問目いきます。
「Q.まだどの取材でも出してない初出しエピソードがある」
試合のことでも、プライベートのことでも構いません。せーの。お2人ともマル。清岡さんから聞きましょうか。
清岡幸大郎選手:
試合前、めちゃくちゃ緊張する状況なんですけど。それをリフレッシュするために、何日前やったかな、オリンピックの直近だったのにも関わらず、同級生とか、一緒にオリンピックに行く先輩と夜中ドライブして、朝帰ってくるっていうのを1回だけしました。
川辺アナ:
それは、そういうのがこう、気分の。
清岡幸大郎選手:
そうですね、気分転換になって、そっからうまくいき出しました。
川辺アナ:
そうなんですね。ありがとうございます。つぐみさんは?
桜井つぐみ選手:
そうですね、なんか難しいな…多分あるけど、思い浮かばない。
川辺アナ:
休みの日とか、何されているんですか?
桜井つぐみ選手:
休みの日は、なんか1人でこういるのがあんまり。できるんですけどその、寂しいというか、なんかつまらないので。いろんな後輩とか連れ出してどっか行ったりとか。ちょこっと県外行ったりとかもできるし、もう車も乗ってるんで、いろんなところに行くのが好きです。
川辺アナ:
共通でドライブっていう趣味があるんですね。
清岡幸大郎選手:
僕、免許持ってない。
川辺アナ:
では最後の質問です。
「Q.お2人、今後の目標をお聞かせください」
つぐみさんからお願いします。
桜井つぐみ選手:
そうですね。オリンピックで金メダルを取るっていうのが1番の夢だったので、1つの夢をかなえることができて、まずは嬉しい気持ちで。今までできなかったこととか、やってみたいこと、今のうちにやろうかなっていうのが1番で。でもこの金メダルを取るってのは誰もができることでもないし、限られた人ができることだと思うので、自分の経験とか、自分がやってきたことを伝えていけるようにしたいなと思います。
川辺アナ:
ありがとうございます。清岡選手、お願いします。
清岡幸大郎選手:
オリンピックという、レスリングにおいては最高峰の舞台で戦ってきて、これまでにない盛り上がりや熱狂を肌で実感してしまった。4年後にあるロスにも絶対自分が出場して2連覇してやるっていう気持ちがまたすごく湧き上がってきたので、優勝はしたんですけど、気持ち新たに第2章のような形で、ロスに向けて頑張っていきたいなと思ってます。あとは、こうしてオリンピックで優勝することで広げられるレスリングの魅力だったりだとか、まだレスリングのことを知らない人たちにもそういうことを知ってもらえるような活動をしていきたいなって思ってます。
川辺アナ:
ありがとうございました。