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News- 高知のニュース

知事「まさしく漫画のストーリー」幼なじみ《W金》桜井&清岡に【高知県民栄誉賞】

パリオリンピックで高知県勢92年ぶりの金メダルを獲得したレスリングの桜井つぐみ選手(22)=香南市出身=と清岡幸大郎選手(23)=高知市出身。高知県の浜田知事は12日、県民栄誉賞(仮称)を新設し、2人に授与すると発表しました。

《知事の発言内容》
桜井選手は世界選手権3連覇と十分な実績を引き下げての出場。王者の風格を感じさせる非常に安定した戦いで金メダルを獲得をされたと思います。対照的に清岡選手は一時はオリンピック出場自体が絶望的とも言われるような崖っぷちの中から粘り強く戦いを続けられて、また本大会、急成長をされた形で金メダルを獲得された。本当に心からお祝いを申し上げたいと存じます。

この度新たに仮称でありますが「県民栄誉賞」を設けまして、お二人の栄誉を称えたいと考えます。帰国をされ、高知に凱旋をされる折にはパレードなどの祝賀行事も行えればうれしいなと思っております。

(「幼なじみで金メダル」とSNS等で話題になっているが)映画化かどうかは別にいたしまして、本当にストーリー性がある、まさしく漫画のストーリーにも出てくるような、幼なじみの2人が幼い頃から「オリンピックで金メダルを取る」、これを約束をして本当に成し遂げてしまうという本当に絵になるストーリーを、夢を現実にしてくれた。県民の皆さまに大きな元気、勇気、感動を与えてくれたと思います。

高知のような人口の小さな県でも、頑張れば金メダルまで手が届くんだと実証していただいたわけです。仕事にしても進学にしても、チャンスは都市部、大都市の方が恵まれているという一般的な傾向はあると思いますし、現実、多くの分野ではそういう部分はあると思いますけれども、「本気でやれば高知から手が届くんだ」と身をもって示していただいた。

(県民栄誉賞の副賞について)議論を始めております。私が担当課に申しましたのは、多くの県で金メダルの獲得選手に県民栄誉賞の授与という話も出ておりますので、お二人がそんな話を他県出身の選手とされていて、「なんだ高知県、そういうのを全然考えてくれないのか」ということになっては、「お二人の気持ちに全然応えてないということに、なっちゃいかん」ということもありますので、お二人がうれしいと感じていただける副賞を何か考えようと。

(92年ぶりの快挙の背景には)桜井選手のお父様、桜井監督が(2002年の)高知国体の折りに高知の代表ということで香川県から移住をされて。そうした背景があった中で桜井選手、そして清岡選手が3歳ぐらいの頃から、小さい頃からずっと努力を重ねてこられて、小学校、中学校、高校、大学と実績を積み上げてこられた。そういった積み重ねが今、花開いたということだと思います。

そういう意味では、よさこい国体の一種のレガシーという面もあるということだと思いますし、そうした関係の方々のバックアップも含めて、ご当人中心とした方々の努力が実を結んだということではないかと思っています。

(桜井監督には)本当によくこの2人の選手を幼い頃から高校生までご指導いただいたわけで、こうした形でオリンピックでそろって金メダルを獲得できるような選手を育てていただいたことに感謝の念に堪えないということだと思います。

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