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News- 高知のニュース

「気分的に見合わせる」臨時情報発表で旅館キャンセルも 最大34mの津波が予想される町は…

初の南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表され、高知県西部のある温泉旅館では予約のキャンセルが相次ぐ事態となっています。

8日午後4時43分ごろ、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。県内では宿毛市で震度3を観測。土佐清水市では午後5時46分に30センチの津波の到達が観測されました。

南海トラフ地震発生時に最大34.4メートルの津波が予想されている黒潮町では、8日午後6時ごろ災害対策本部を設置。松本敏郎町長や教育委員会の職員などが今後の対策を協議し、町内全域に「高齢者等避難」を発表しました。避難所は今後1週間程度、町内29か所に開設されます。

一方、高知市の避難所には8日午後11時時点で55人が避難しました。今年(2024年)4月に最大震度6弱の地震を観測した宿毛市では。

地元の人:
「またきたのかとは思いましたけど」
地元の人:
「前回の地震とかは忘れかけよった頃やけん」
「頭の片隅にはくるろうとは思いよったけどいきなりくるからびっくり」
地元の人:
「子どもが小学生になって留守番する機会や子ども同士で遊びに行く機会が増えたので出先でこんな状況になったらどこに避難するかとか、日頃から話をしておかないといけないなと」

四万十市にある温泉旅館「なごみ宿 安住庵」では臨時情報が発表されて以降、予約のキャンセルが相次ぎました。

なごみ宿 安住庵 渡邊亨支配人:
「8月中(の予約)で20数名ぐらいキャンセルが出ております。どうしても気分的に今回は見合わせるというお客さまなんですけど」
「致し方ないのかなと」

帰省客や観光客が多く見込まれるお盆シーズン、旅館では飲料水の備蓄をするなどして災害に備えるとしています。

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