「地域住民やPTAにも協力いただき(水泳)授業実施を」プール死亡事故受け高知県教育長
2024年7月17日(水) PM7時35分
高知市の小学4年の男子児童が中学校のプールでの授業中に亡くなった事故。県の長岡教育長は水泳の授業中の監視体制を強化するため「今後は地域住民やPTAにも協力してほしい」と話しました。
7月5日、長浜小学校4年の男子児童が南海中学校のプールで水泳の授業を行っていた際に溺れて亡くなった事故。
17日開かれた記者会見で県の長岡幹泰教育長は文部科学省の「水泳指導の手引」に基づき各市町村や学校に対策の徹底を求めると述べました。
県教委・長岡幹泰教育長:
「水深ということについては、常に注意をしておかなければならないわけですし、子供さんの身長等にあわせて、水かさは調整していかなければならない。そういうのは確実にある」
事故当日は教頭がプールサイドから監視し教員2人がプールの中で指導していました。長岡教育長は監視する人数について「多い方がいい」とした上でー
県教委・長岡幹泰教育長:
「すべて教員でなければその対応ができないということではなくて、地域の方とかPTAの方とかご協力いただいて、安全のうちに授業を実施するということが必要なんじゃないかなと」
このほか老朽化したプールの改修に莫大な費用がかかるため改修が必要と判断した場合などには国への要望も検討したいとしています。
なお、多くの小中学校はあさってが1学期の終業式です。高知市内では小学校41校のうち4校でプール開放を行う予定でしたが、今回の事故を受け今年は中止になったということです。