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News- 高知のニュース

ニラからナメクジ対策の《適用外農薬成分》 「直接かからないので大丈夫と…」【高知】

JA高知県は3月15日、黒潮町の生産者が出荷したニラから農薬成分のメタアルデヒドが食品衛生法の残留基準値を超えて検出されたと発表しました。

3月4日、JAの出荷場でニラのそぐり作業を行っていた際、葉に青い付着物が確認されました。生産者に確認したところ、ニラには使用が認められていないナメクジ対策の農薬「ナメクリーン3」を使用していることが判明しました。

ナメクリーン3にはメタアルデヒドが含まれていて、JAによりますと、作物の株元に置いてナメクジをおびき寄せるために使用します。

生産者は「ニラに使える農薬の在庫がなかった。ナメクリーン3が使えないことは知っていたが、マルチの上に置いて使用し、ニラに直接かからないので大丈夫だと考えた」と話しているということです。

食品衛生法上、メタアルデヒドのニラの残留基準値は0.01ppmですが、検査で検出されたのは0.08ppmです。

この生産者のニラについて、JAは2月21日から3月3日までの出荷分の回収に取り組んでいます。出荷先は高知県内のほか、青森・宮城・福島・東京・神奈川・新潟・富山・長野・愛知・岐阜・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・香川です。

JAは「検出濃度から、健康被害の恐れはないと思われます。人が毎日、一生涯食べ続けても健康被害が生じないと考えられる『1日摂取許容量(ADI)』を踏まえると、今回の場合は、体重50kgの人が毎日13.75kgのニラを食べ続けても健康に影響はない」としています。

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