《空港作業車両にバイオ燃料》高知龍馬空港で新しいSDGs 植物性油を再利用 【高知】
2024年2月9日(金) PM6時55分
高知龍馬空港で新しいSDGsの取り組みが始まっています。
田村優介アナウンサー「空港の制限エリア内です。あちらの車両には環境に優しい燃料が使われています」
日本航空高知支店が2月から作業車両に導入したのはバイオディーゼル燃料です。四国の飲食店や学校給食などで使われた植物性の油を再利用して作られています。
燃料として使うときには従来の軽油と同じ1リットルあたり2.62kgのCO2が出ます。しかし、植物が成長する時に吸収した分を差し引いて考えると実質的なCO2排出量はゼロというエコな燃料です。
日本航空ではCO2削減の取り組みとして、2022年から全国の空港で導入が進んでいます。高知は全国で9番目、四国では松山空港に次いで2番目で乗客の荷物を運ぶ作業車両2台に使われています。
日本航空高知支店山中謙治支店長は「空港の車両というのは化石燃料の使用が多くて、今後のことを考えると、CO2の問題で削減は必要になっていくと電動化であったり水素燃料を使ったりするような開発も進んでおりますので、それも合わせた形で1つこういう形の燃料もですね、選択肢としてミックスでですね色々施策を進めていければなと思っております」と話しました。
日本航空は今後他の車両にもバイオ燃料の使用を拡大していきたいとしています。