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News- 高知のニュース

「あんたらに言っても…」石川県の避難所に派遣の介護職員 被災地の現実語る【高知県】

能登半島地震で被災した高齢者を介助するため石川県の避難所に派遣された県内の介護職員が現地での経験を語りました。

石川県金沢市で被災者支援を行ったのは高知市の就労支援施設に勤務する沼慶子センター長ら3人の介護職員です。3人は厚生労働省の要請で2月2日から4日まで高齢者など介護が必要な人が避難する金沢市の体育館に派遣されました。

一行は他の地域から派遣された介護職員とともに日中は15人、夜間は10人体制でおよそ140人の排せつや入浴などの介助にあたりました。

しごと・生活サポートセンターウェーブ沼慶子センター長「トイレ介助で何か助けることありますか?とかは、もちろん言うんですけどあんたらに言っても家に返してくれる訳じゃないでしょみたいなことを言われるとそうですよねしか言えない」

一人でおよそ10人を見なければならず被災者の心の悩みに寄り添えないもどかしさを訴えていました。

沼慶子センター長「1回だけじゃなくて引き続き派遣に協力させていただきたいと思うのと私たちが得た経験を施設全体、県全体に伝えていくような取り組みができたら」

沼センター長は大きな通路や車椅子ごと入れるトイレを備えた避難所の必要性を訴えていました。