《能登半島地震から1カ月》高知の企業が下水道調査へ 県教委職員も集団避難の中学生をサポート【高知】
2024年2月1日(木) PM8時24分
能登半島地震からきょう(2月1日)で1ヵ月が経ちます。被災地の復旧に向け下水道の調査チームがけさ、高知を出発しました。
四国パイプクリーナー・高畑 真一さん
「少しでも災害復興の力になれるように災害支援活動に従事して参ります」
石川県からの要請を受け被災地の能登町へと出発したのは日本下水道管路管理業協会に加盟している高知市の企業「四国パイプクリーナー」のメンバー5人です。
被災地では、地震の影響で下水道がつまり断水のほか、汚水が道路にあふれるなどの被害が今も続いています。一行は、補修を前にのべ29キロメートルにわたり破損状況を確認する予定で高圧洗浄車で下水管を洗った後、小型カメラを管に通すなどして調査にあたります。
四国パイプクリーナー・高畑 真一さん
「災害があったときにはいろんな方が協力して被災された方々を応援できたらと思う」
メンバーはあす(2日)から能登町で3週間を目安に調査する予定です。
一方、教育分野でもー
現地へ派遣される県教育委員会事務局
山中 孝一 主任指導主事
「子供たちに寄り添って、現地のスタッフと協力しサポートしながら、しっかりとチーム一丸となって頑張っていきたい。それでは行ってまいります」
能登半島地震で被災した中学生の支援のため職員6人があさって(3日)から派遣されることになりました。
石川県輪島市、珠洲市、能登町の中学生あわせて280人が親元を離れ、金沢市や白山市の2次避難先に集団避難しています。避難先で生徒の対応にあたる教職員が不足していて、石川県から要請があり派遣が決まりました。
職員は避難先で心のケアなどにあたることになっていて、体調不良者が出た時の看病なども行う予定です。
山中 孝一 主任指導主事
「子供たちが起きている間ならばいろいろな雑談などを通しながら辛い思いを少しでも共有して、肩の荷がちょっとでも軽くなるようにできたらなと」
第1班があさって(3日)から2月7日まで金沢市で、第2班が2月11日から15日まで白山市で活動します。県教委によりますと教職員が派遣されるのは2016年の熊本地震以来です。