この時期《異例》高知県内3つのダムで50%の取水制限 《節水を呼びかけ》【高知】
2023年11月2日(木) PM7時15分
高知地方気象台によりますと、高知県内で10月1カ月の間に降った雨の量はかなり少なく、高知市は平年の14%、宿毛市は15%、最も多かった土佐清水市でも22%となっています。
高知市の鏡ダムでは貯水率が38.27%に低下し、きのう(1日)から下流に流れる水の量を50%減らす取水制限を実施。仁淀川水系の大渡ダム、物部川水系の永瀬ダムでも取水制限が行われています。きょう(2日)の対策本部幹事会には気象台や県の各部署から職員が参加し、県民への広報や渇水による影響など情報交換が行われました。
この時期は台風や前線の影響で水不足になることは珍しいそうです。
高知県河川課 山本治良 課長
「めったにないことが今年は起こっているという認識。日常生活において節水へのご協力をお願いしたい」
高知地方気象台によりますと11月は高気圧に覆われやすいため、予想される雨の量は平年並みか少ないということです。県は直ちに市民生活に影響はないとしていますが節水を呼び掛けています。