警察官たちが地震への備えを学ぶ 「カエルポーズ」を体験【高知】
2023年10月3日(火) PM6時30分
南海トラフ地震などの災害時に住民を守る立場にある警察官らが、防災の専門家から命を守る方法を教わりました。
(フタガミ防災アドバイザー・楠瀬淳司さん)
「誰を守るのか1番は自分を守る2番は周りを守る」
高知警察署で警察官や自主防災組織のメンバーを対象に行われた防災セミナー。
講師を務めたのは、県内でホームセンターなどを運営する「フタガミ」グループ防災アドバイザーの楠瀬淳司さんです。
楠瀬さんはまず、命を守るために日頃から避難準備や家の補強をしておくことの重要性を説明。
このあと参加者は地震の揺れから身を守る体勢を教わりました。
両手を床につき腰を落として前を向く「カエルポーズ」です。
周辺を確認できるため、頭を抱えて身を守るよりも落下物などの危険に対応できる有効な手段だということです。
(体験した警察官)
「今まで地震が起きた時に頭を守らなきゃいけないという思いが強かったが、あっという間に転んでしまったので、ただ知識をもっているだけじゃなくて、試してみて、その知識が使えるかどうかを経験してみないといけないなと思った」
参加者は自分の身を守ることの大切さを改めて感じていました。