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News- 高知のニュース

鯨舟のレース 『1度限りの復活』 室戸の《捕鯨文化》伝えたい 勢子舟を再現【高知】

高知県室戸市で9月16日、土佐室戸鯨舟競漕大会が4年ぶりに開催。子供たちが鯨船の唄で盛り上げたあと、かつて捕鯨に使われていた「勢子舟」を再現した船を使ったレースが行われました。

大会はクジラ漁で栄えていた室戸の歴史を伝えようと1988年に始まりましたが、コロナ禍や後継者不足で2019年を最後に中止となっていました。

今年は資料館・キラメッセ室戸鯨館の名誉館長で2020年に亡くなった作家のC・W・ニコルさんを追悼するため、1回限りの復活が実現。室戸高校女子硬式野球部の生徒など13チームが約500メートルの距離を競いました。

室戸高校女子硬式野球部の石崎彩心さんは「思った以上にハードです。でも、楽しく終えることができた。すごく速さが求められる舟だというのは知っていたが、自分たちの力じゃ全然進まなくてすごく苦戦した」と話していました。

鯨料理のふるまいも行われ、訪れた人は「おいしいです。コリコリしててお肉みたい」と話していました。

実行委員長の黒岩道宏さんは「たくさんの人で盛り上がっていただいて、すごく感謝している。やっぱり室戸に無くてはならないイベントだなと改めて実感した」と話していました。

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