【高知】“日本一早い”新酒の仕込み 高知県香美市の酒蔵に甘い香り広がる「この瞬間が一番いいね」
2023年8月22日(火) AM11時50分
釜から出た湯気が蔵の中に広がりほのかな甘い香りが漂います。
新酒の仕込みが始まったのは高知県の香美市土佐山田町にある松尾酒造です。
日本酒の仕込みは通常、10月から11月に始まります。
一方こちらでは先月(7月)末に収穫された高知県産の早場米「フクヒカリ」を使用。「日本一早い仕込み」として毎年この時期に行っています。
大きな釜で蒸しあげた90kgのお米を運んで氷で冷やした後、高さ約2mの樽の中で麹米と水、酵母と混ぜていきます。
松尾酒造 松尾禎之代表取締役
「この瞬間が一番いいね」
Q.どうしてこの瞬間がいい
「作ってるなぁという気になるでしょこれ。米が入り蒸米も入りあとは自然に任せるしかないけど」
松尾酒造 松尾禎之代表取締役
「いやぁ今年も暑かったんで、この夏の酒造りは本当にしんどいですわ。まぁけどやっとスタート地点に立ったので少し気はほっとしてます」
仕込みは8月25日まで行われます。
新酒は9月10日以降に、主に県内の量販店などで販売される予定です。