新型コロナの影響 労働災害で仕事を休んだ人の数が増加 職場クラスターの影響【高知】
2023年7月13日(木) PM6時35分
高知労働局によりますと県内で去年、労働災害により仕事を4日以上休んだ人は、前の年より1426人多い2390人でした。このうち1499人が仕事との関連で新型コロナに感染したケースで、クラスターが発生した医療機関や介護施設のスタッフが多くを占めています。
新型コロナは2023年5月、感染症法上の5類に移行。雇用の現場では、ある現象が起きているといいます。
高知労働局 中村克美 局長
「ハローワークの窓口においては、コロナが5類に移行する状況もあって、コロナ禍において仕事から離れていた高齢者などから相談が増えている」
仕事を探している人1人に対して何件の求人があるかを示す県内の有効求人倍率は 1.15倍と、3カ月連続で下がっています。そんな中、コロナの5類移行で仕事をしたい人が増えることは雇用失業情勢にプラスの影響をもたらす可能性があります。
高知労働局 中村克美 局長
「会社も求人を出しても応募者がいない、といった悪循環の状況が続いていましたので、求職者が増えてくることによって、求人も各社、応募(募集)したら来てくれるんじゃないかということになれば求人が増えてくるのではないか」
高知労働局ではハローワークを通じて仕事を探している人と企業とのマッチングに力を入れていきたいとしています。